1. asciidoctorとepub3
ブログやドキュメントを作成するときにasciidoctorを使用しています。そして電子書籍フォーマットのepub3形式に変換できるasciidoctor-epub3があります。
電子書籍の作成には浪漫を感じます。世の中にコンテンツを提供して多くの人に読んでもらいその結果ささやかな収益が手に入る。そのようなことが実現すればそれはそれは素晴らしい未来が待っていることでしょう。
でも文章には苦手意識があります。書籍執筆するなんてとてもとてもというような気後れ感はあります。でも書籍作成を試して見るだけなら無料です。
Kindleなど個人で電子書籍を販売するプラットフォームも整っています。今は書籍を販売しようなんて大それたことは考えていませんが便利なプラットフォームを利用していくというスタンスは大事だと思います。
兎にも角にも一度試してみようと。
今回は環境の構築など技術的なことはあまり触れません。一旦試してみての感想を書いてみます。
-
簡単に作成できるのか?
-
どのような見た目になるのか?
-
電子書籍リーダーでちゃんと読めるのか?
2. 文書の準備
サンプルとしてAsciidoc Article Templateを使用させていただきました。
このドキュメントに日本語の文章を少しだけ追加して出力結果を確認しました。
3. 出力結果
出力結果はepubファイルをアップロードできる Google Play ブックス で確認しました。
スマートフォンのスクリーンショットがこちらです。
4. 実際に作成してみた感想
実際に電子書籍を作成して出力結果を確認した感想です。
4.1. asciidoctor_epub3の動作安定性
問題なし。
なんのトラブルもなくepubファイルを作成することができました。簡単にはうまく行かずいろいろな問題を乗り越えないといけないのだろうなあと思っていたので拍子抜けするレベルで問題がなにもおこらなかった。
動作安定性:◎
4.2. 電子書籍の見た目
見た目も大きな問題はありません。
タイトルのフォントサイズが大きいとか行間のスペースが広いなどはじめは気になりました。
スタイルは好みのところがあります。また行間のスペースは電子書籍リーダーアプリで調整できるので問題ありません。
見た目についても概ね満足できるレベルです。
見た目:◎
4.3. 総合的な感想
大満足です。簡単にepubファイルを作成できてトラブルも発生せずに見た目も問題なし。これなら電子書籍を作成するのが簡単です。
asciidoctor_epub3はまだα版ということですが実用性は十分です。
5. まとめ
電子書籍作成を試してみましたが簡単だったので大満足です。電子書籍作成のハードルが下がりました。
あとは魅力的なコンテンツを作成できるかどうかですがこちらについてはツールでは解決できるものではないですね…。