Table of Contents
1. Hello Shell Script
まずはじめは「Hello Shell Script」です。おなじみですね。
1.1. スクリプトの作成
早速ですがスクリプトを作成します。エディタで下記のテキストファイルを作成してみてください。
HelloShellScript
#!/usr/bin/env bash
echo “Hello Shell Script.”
-
行目 シバン(shebang)と呼ばれる行。後で触れる予定。
-
行目 echoコマンドで文字列を出力。
これだけでスクリプトが完成です。
1.2. スクリプトファイルに実行権限を付与する
スクリプトを実行できるようにするため実行権限を付与します。
Terminal
chmod +x HelloShellScript
これで実行権限を付与できました。
1.3. 実行する
いよいよ実行です。
Terminal
./HelloShellScript
文字列が出力できました。
これでHelloShellScriptは完了。
2. shebang:シバン
shebangはスクリプトの一行目に書く下記のような#から始まります。
Example
#!/usr/bin/env bash
shebangは実行するインタープリタを指定するもので上記の例ではbashをしています。
shebangの書き方にはいくつかの選択肢があり、どの書き方が一番良いのか悩みます。
私が調べた上でおすすめの書き方を提案します。
2.1. shebangの書き方の選択肢
shebangの書き方の選択肢が多い。
選択肢
-
#!/usr/bin/env bash
-
#!/bin/bash
-
#!/bin/sh
-
#!/bin/sh -
この記事ではbash使用を前提としています。
上記の中でおすすめの選択肢は1.です。
2.3. /usr/bin/envて何?
envコマンドの効果で、PATH環境変数の通っている場所から、bashインタープリタを探索します。
2.4. おすすめする理由
環境によってbashなどのインタープリタの配置場所が異なることがあります。shebangのパスを絶対パスで指定していても、ある環境では指定したパスにbashがない場合があります。
おすすめの書き方ならパスが通っているbashを使用して実行してくれるので移植性が高まります。
bashを指定するのならこのshebangの書き方をおまじないのようにとりあえず書いておきましょう。