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1. Asciidoctorで数式を表示する
記事のなかで数式を扱いたいと考えています。
Asciidoctorは標準機能で数式を扱える模様。
実際に試してみます。
2. Attribute: stemを有効にする
Asciidoctorで数式を表現するにはAttributeを指定する必要があります。
そもそもAttributeという機能や言葉に馴染みが薄いです。
また、Asciidoctorに関する情報量もそれほどは多くはありません。
何かをしたいと思ったときに有用な情報になかなか辿り着けないことが多く、これがAsciidoctorの難しいところだと思っています。
2.1. Attributeとは?
ドキュメントの中で例えば:stem:のように:で囲んで指定します。
目次やコードハイライト機能を有効にするために使用していましたが、これがAttributeと呼ばれるものです。
2.2. 数式を表現できるようにする stem attribute
ドキュメント内で下記のように指定します。
example.adoc
:stem:
3. 実際に数式を記述してみる
example.adoc
:stem:
stem:[ N(x|\mu,\sigma^2)=\frac{1}{(2\pi\sigma^2)^{1/2}}\exp\{-\frac{1}{2\sigma^2}(x-\mu)^2} ]
stem:[ \int_-\infty^\inftyN(x|\mu,\sigma^2)dx =1 ]
output
\$ N(x|\mu,\sigma^2)=\frac{1}{(2\pi\sigma^2)^{1/2}}\exp\{-\frac{1}{2\sigma^2}(x-\mu)^2} \$
\$ \int_-\infty^\inftyN(x|\mu,\sigma^2)dx =1 \$
無事に数式を表現することができました。
4. HUGO上で数式を表示するには?
Attributeでstemを指定することでAsciidoctorで数式を表現できるようになりました。
しかしながらHUGOのAsciidoctorはこれだけでは数式を表現できません。
HUGOのAsciidocorで数式表現する方法については別の記事でまとめます。
今回は以上です。